毎月第1金曜日(夏時間:日本時間午後9時半、冬時間:日本時間午後10時半)に米国雇用統計発表があります。
この事はFXやり始めの方でもうっすら聞いたことがある情報だと思います。
この雇用統計の動きで、少しでもリスクを少なく稼いでみようというのが
今回のコンセプトです。
FXをやる上では避けては通れない情報で、毎月発表される海外の様々な経済指標があります。
この経済指標というのは、経済状況の構成要因(物価、金利など)を数値化したもので
その中でも相場に絶大な影響力を持つ重大指標に、非農業部門雇用者数の発表、通称「雇用統計」と呼ばれる指標があります。
発表された時の相場の動きは凄まじいものがあり、一瞬のうちに上がったり下がったり
初めて見た人が感じるのは、何がおきているのかわからず ただただ笑うばかり(笑
凄腕のトレーダーはこの動きをちゃんと見極め、ほんの数分足らずで数百万稼ぐ方もいるとか・・・
初心者が手を出すと大やけどしそうに聞こえますが、こんなチャンスをただ見ているだけはもったいない!
少しもでリスクを少なく相場にチャレンジしていきたいですよね。
雇用統計とは?
米国雇用統計とは、アメリカが発表する以下の3つを総合した指標で
・非農業部門雇用者数(前月比)
・民間部門雇用者数(前月比)
・失業率
があり、なぜこんなにも重要とされる指標なのかというと、雇用はどこの国にも景気に直結する指標であり
雇用統計が悪ければ景気が悪い、雇用統計が良ければ景気が良いという判断基準にされます。
アメリカという国は世界経済の中心ですから、そのアメリカの雇用統計発表となると市場にも大きな影響を出てしまうのです。
より詳しく知りたい方は、Googol先生で検索すれば、もっと詳しく解説しているサイトはゴロゴロ出てきます。
FX初心者なりに雇用統計に参加してみる!!
本題になります。
なにも考えず、とりあえず面白そうだから雇用統計発表の市場に参加してみよう・・・というのは絶対に止めてください
運が良ければ爆益が出ますが、ほぼ大やけどで終わります(笑
ここで何が言いたいのかというと
大きく動く相場のどちらに動くかわからない時は、雇用統計発表前のレンジ相場で
両建てをやればうまくいくんじゃね??という発想です。
1ドル100.00円として
円安を想定し
買い100.000 → 売り 100.200 +20pips
売り100.000 → 買い 99.90 -10pips
円高を想定し
買い100.000 → 売り 100.100 -10pips
売り100.000 → 買い 99.800 +20pips
ただ、これだとグーーーーんと円安方向にトレンドが動いたときに(逆に円高のほうでも)
円高想定で仕込んだエントリーで丸焦げになってしまい、なかなかうまくいかないし、エントリー4本も必要で無駄が多いです。
そこで、指値・逆指値の自動設定ができる組み合わせの登場というわけです。
先の記事で、注文方法では、成行注文、指値注文、逆指値注文を確認していきました。その注文方法を複数合わせて注文ができる方法がいくつかあります。
非常にわかりやすい説明だったので、外為どっとコムさん説明資料のリンクを貼っておきます。
①IFD注文
②OCO注文
③IFO注文
どうでしょうか?
設定さえすれば、自動で決済してくれるとは、忙しい人にも優しい設定だし
なにより初心者にとっても、安心材料になる注文方法ですよね。
雇用統計の発表直前に逆指値のIFO注文を仕掛ければ・・・
IFO注文とは、買う場所と利確と損切り、この3つを同時に設定することができる大変便利な注文方法です。
雇用統計にはこの注文方法を使い、発表直前に仕込むという方法が、成行よりもリスクが低く稼ぎやすい方法となると思います。
IFO注文では、手堅く利確幅は+20pips、損切り幅は狭くするとすぐ損切り決済されるため、少し離して50~70pips程度がいいかもしれません。
パターン1.円安を想定し
指値買い100.000 → 指値売り 100.200 +20pips
→ 逆指値売り 99.30 -70pips
パターン2.円高を想定し
指値売り99.500 → 指値買い 99.300 +20pips
→ 逆指値買い 100.200 -70pips
両建て想定で4本エントリーが、2本になりました。指値買いと売りに50pipsほど差をつけているところもポイントです。
雇用統計発表後は、どちらかに大きく一回動いた後、逆方向にガクンと戻ります。
極端に上がったと思えば一瞬で下がる・・・なんだかよく分からない動きをするときもあります。
結局どちらに動くかわからないので、利益幅をタイトにし、確実に固くとっていく方法が賢明です。
雇用統計発表時にやってはいけないこと
・相場が動いた直後に成行注文で入る
・大きなロット数で取引する
この2つだけは、絶対にやってはいけません。
IFO注文だから大きなロットでも大丈夫なんて思わないこと。
自分の資金範囲で、運用可能な範囲で手堅く雇用統計発表後の相場を楽しんでみてください。